尋常性乾癬とエドガーケーシー|かゆみのもとは意外な食べ物だった!

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乾癬のかゆみに悩み、ネットで情報を集めていたとき、乾癬患者の多くの方が参考にしている書籍があることを知りました。「自然療法で『乾癬』を治す」という、ジョン・O・A・パガノ博士の本です。エドガー・ケーシーのリーディングを踏襲しながらも、自身の治療法を確立したパガノ博士のメソッドに、一抹の期待を感じました。

エドガー・ケーシーってどんな人?

エドガー・ケーシーは1877年にアメリカで生まれた、預言者であり心霊診断家です。催眠状態で行うリーディングは、病気を治癒するための食事法、体内の浄化法、オイルマッサージなど、ホリスティック医学の先駆けとなるものでした。

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さまざまな病気に光を当てたエドガー・ケーシーでしたが、中でも乾癬などの皮膚病にたくさんのリーディングを残しています。

エドガー・ケーシーの自然療法とは

エドガー・ケーシーのリーディングの中で、約9000件がホリスティックな内容です。

  • 循環作用(Circulation)
  • 同化作用(Assimilationn)
  • 弛緩作用(Relaxation)
  • 排泄作用(Elimination)

これらの頭文字をとってCAREとよばれる健康法は、血液・リンパや神経・気の流れなどを整えたり、十分な睡眠などリラクゼーションを重要視したり、体内の毒素を排出・浄化したりするメソッド。とりわけ、ケーシーの自然療法の中心をなすのが食事法なんです。食べ物を吸収する【同化作用】は、乾癬のケアには重要です。

難治性疾患といわれる乾癬ですが、エドガー・ケーシーは原因を次のように述べています。

現代医学は乾癬を皮膚の病気と考えますが、ケーシーは、皮膚の症状はあくまで結果であって、原因は消化器にあるとしています。具体的には、十二指腸や小腸の腸壁が薄くなり、そのために単糖類まで分解されていない炭水化物や、アミノ酸レベルまで消化されていないタンパク質が薄くなった腸壁から体内に入り、それらが異物としてアレルギー反応を起こすのです。

日本エドガー・ケイシーセンター

わたしは尋常性乾癬歴25年ですが、皮膚病はステロイドを塗ったり、入浴剤をいろいろ使ったり、皮膚の表面のケアしか考えていませんでした。乾癬の原因が消化器=腸にあるというケーシーの食事法では、身体をアルカリ性に保つことが大切とされています。

乾癬・乾癬性関節炎・湿疹などの皮膚疾患では、アルカリ性食品8に対し、酸性食品2にする、というのがケーシー療法の基本。身体の免疫力を保つためには、血液をアルカリ性に維持する必要があるからです。

アルカリ性食品とは、果汁分の多い果物・野菜やフレッシュジュースで、消化吸収がよいです。酸性食品とは、タンパク質・デンプン・砂糖・脂肪・油で、固く重い食品をいいます。

尋常性乾癬でたべてはいけないもの

ケーシーは食事療法の中で、乾癬患者はナス科の植物は避けるべきと指摘しています。なぜなら、トマト・なす・ピーマン・パプリカ・じゃがいも・胡椒・タバコなどナス科の食品は、医療用にしか使われないベラドンナ剤という猛毒を含んでいるからです。

わたしも経験があります。3年前、まだエドガー・ケーシー療法を知らなかった頃、夏場【ラタトゥイユ】を鍋一杯作り、3~4日作り置きして食べていました。ラタトゥイユは玉ねぎ・なす・ピーマンのほか、トマトをたっぷり入れます。まさに【ナス科】のオンパレード。この時期は強いかゆみに悩まされていました。

乾癬やアトピー性皮膚炎など皮膚疾患の方は、ナス科の植物を避けた方がよいです。

また、甲殻類(ロブスター・エビ・貝・カキ・蟹・ホタテなど)は避けるべき食品としています。

かゆみを緩和する方法

エドガー・ケーシーによる乾癬治療法には、食事療法のほか外部療法があります。オイルや軟膏によるケア、日光浴や入浴法など、症状の軽減に役立つもの。ただ、これらは対処療法であり、病気を根本的に治すわけではありません。なぜなら、乾癬などの皮膚疾患の原因は、腸壁が薄くなり異物が混入したことによるアレルギー反応だからです。

ケーシーによる外部療法には、次のようなものがあります。

  • オリーブ油とピーナツ油の混合油によるマッサージ
  • ひまし油を使った、重症の患部への局所療法
  • クチクラ石鹸・軟膏・シャンプーの使用
  • レジノールによるかゆみ止め
  • エプソムソルト風呂
  • 重曹風呂
  • 自然光浴

かゆみを緩和する方法は、あくまで一時的なもの。食事療法を基本に併用するのがいいでしょう。

まとめ

尋常性乾癬を自然療法で治すというエドガー・ケーシーのメソッドは、100年ほど前のアメリカの治療法ですが、現代でも十分有効。そのわけは、乾癬の根本原因が【腸壁の薄化現象】であるとしている点です。現代の医学でも【リーキーガット症候群】が、皮膚疾患などアレルギー性の病気の原因であると分かってきているのです。

自身の経験でも、ラタトゥイユを作り置きして食べていた頃はかゆみが酷かったです。まさか、ナス科の植物がアレルゲンになっているとは知りませんでした。ナスやピーマン・トマトを入れた夏野菜カレーも、結構作っていましたね。食養生が乾癬治療のキモなんです。

さらに、かゆみを緩和する方法ですが、パガノ博士の本を参考に、オリーブ油とピーナツ油の混合油と重曹風呂を試してみました。重曹は食用グレードのものを山盛り大匙1杯ほどお風呂に入れ、入浴後混合油を患部に塗ります。3か月くらいで、かゆみが落ち着いた感じに。書籍の製品取扱店のページにクシロ薬局が紹介されていますが、ここのオリーブ油とピーナツ油の混合油を使っています。

尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎など、皮膚病の原因が【腸】にある。 「自然療法で『乾癬』を治す」は大変参考になりました。

 

参考:

http://www.amazon.co.jp/dp/4813602681

日本エドガー・ケイシーセンター

[記事]ケイシー療法の中核をなす「エドガー・ケイシー療法」|(有)テンプルビューティフル - エドガーケイシーのヒーリング製品専門ショップ。有機ヒマシ油、ケイシー流オイルマッサージの輸入卸し販売。