リーキーガット症候群にはボーンブロススープ|肉や魚の骨だしスープが腸を改善
乾癬やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の原因とされる【リーキーガット症候群】には、ボーンブロススープがおすすめです。そのわけは、タンパク質がアミノ酸として吸収されるため消化がよく、腸のトラブルを改善してくれるからです。
ボーンブロススープとは肉や魚の骨だしスープのこと。ヨーロッパの牛テールスープや韓国の参鶏湯など肉を使ったものや、日本のあら汁のように魚から取るスープもあります。
リーキーガット症候群を改善するには、ボーンブロススープを食卓に加えるとよいです。
ボーンブロススープはリーキーガットに効果的
腸に炎症が起こり、粘膜に隙間ができ、細菌や食品添加物・農薬などの化学物質、未消化の食物などが腸の外に漏れ出す、リーキーガット症候群。乾癬のような自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の原因になることが分かってきました。ボーンブロススープはリーキーガット症候群に効果的。なぜなら、腸の炎症を抑え、隙間の修復に役に立つからです。
肉の骨を煮こむスープは、欧米では昔から作られていました。2014年にNYでボーンブロスのテイクアウト専門店「Brodo」がオープン。以来、自然療法を専門とする医師が、クリニックでボーンブロスを患者に処方するようになったのです。
ボーンブロススープはリーキーガット改善に効果的です。
ボーンブロススープとタンパク質
タンパク質は身体にとって重要な栄養素ですが、肉・魚などの動物性タンパク質は腸に負担がかかりやすいです。ボーンブロススープがタンパク質供給源として優れているわけは、アミノ酸の状態で吸収できるから。
肉や魚の骨から取るスープは、コラーゲンが豊富です。
ボーンブロススープには【コラーゲン】のほか、腸の粘膜を修復する【グルタミン】、腸の炎症を抑制する【グリシン】、各種ミネラル、関節を丈夫にする【グルコサミン】【コンドロイチン硫酸】【ヒアルロン酸】も含まれています。
ボーンブロススープは鍋で長時間コトコト煮込むか、圧力鍋やスロークッカーなどで調理するのが一般的ですが、わたしは面倒くさいのでこちら↓の商品を利用しています。
スープを製氷皿に入れ冷凍。1キューブが約10gなので、1回に2~3キューブを使用しています。1か月は保存でき、洋風の出汁としてすぐ使えるので便利です。
また、コラーゲンを摂取するにはビタミンCが必要。ビタミンCは野菜や果物から摂る場合、水溶性のため短時間で効果が失われます。そこで、油溶性ビタミンCのサプリを利用。タイムリリース型なので、体内に長く成分が留まります。
↓
ボーンブロススープは、アミノ酸単位でタンパク質が摂れる優れものです。
ボーンブロススープは魚でも摂れる?
ボーンブロススープは肉の骨だけではなく、魚のあらでも作れます。日本には漁師料理として【あら汁】がありますが、家庭でも作るのはさほど難しくはありません。なぜなら、意外と下ごしらえが簡単だからです。
わたしもメシ通のサイトを参考に、あら汁に挑戦してみました。秋は北海道産の生鮭や天然ブリなど、新鮮な魚が豊富。初めて天然ブリのあらを購入し、30分煮込みました。たっぷり生姜を入れるため、生臭みもなく濃い出汁に。鯛のお頭など、近所のスーパーで手軽に魚のあらは入手できます。
注意したいのは、魚の種類。鮭は現在ほとんどの店で、ノルウェー産・チリ産の養殖魚が売られています。与えられる飼料にも問題があり、抗生物質が使われることも。ブリなども養殖ものが多いですよね。
ボーンブロススープは、魚のあらを使っても美味しく作れます。
まとめ
リーキーガット症候群を改善するには、ボーンブロススープが有効。リーキーガット(腸漏れ)を起こした腸には、アミノ酸単位でタンパク質を摂取できるスープが炎症を抑えるからです。
まだボーンブロススープデビューして日が浅いので、乾癬に効果がありましたと断言はできませんが、胃腸への負担がなく、日々の食事に取り入れやすいです。冷凍したキューブ状のボーンブロススープや魚のあら汁、鰯や鰹節の出汁はみな重要なタンパク源。和食・洋食どちらのレシピにも応用可なんですね。
肉や魚の骨だしスープは、腸内環境を整えます。
参考: